写真はノヴォシビルスクの鉄道技術博物館にて展示されていたロシアのディーゼル機関車ТЭМ15形です。車体表記はТЭМ15-016(TEM15-016)です。
ТЭМ15形は今までの ТЭМ2形 からさらに発展させたディーゼル機関車です。雰囲気とかどことなくと似たものがあります。
スペックは ТЭМ2形 とそんなに変わりがないようです。
ディーゼル機関:電気式
車軸Co-Co
設計速度:時速100キロ
出力:1200馬力
ТЭМ2形は昭和62(1987)年から194両製造され平成7(1995)年に生産を終了した模様。ТЭМ2形の6224両に遠く及ばず。
また、ТЭМ15形は軌道1520mmしか生産されていなかったようで、別の国に輸出されたという記録は見つかりませんでした。比較的短命の機関車だったようです。
また、ТЭМ15形の後継として ТЭМ18形 が生産されています。
このТЭМ15-016は昭和63(1988)年に Брянский машиностроительный завод (ブリャンスク機械建築工場)にて製造されました。
ТЭМ15-016はクズネツク盆地に配属されました。クズネツク盆地はクズネツク炭田と呼ばれる石炭の産地として有名なので石炭の輸送に活躍していたものと推測されます。
3軸台車。
平成12(2000)年に西シベリア鉄道支社タイガ機関区より博物館入りしました。
撮影日:平成23(2011)/9/29
投稿日:平成25(2013)/10/11