写真はノヴォシビルスクの鉄道技術博物館にて展示されていた近郊電車エレクトリーチカ(Электричка)のЭР1(ER1)形です。
この博物館に展示されていたЭР1形は昭和32(1957)年ラトビアにある リガ車両製作工場 で製造され、ソビエト鉄道(ロシア鉄道)スヴェルドロフスク鉄道支社に所属しました。
平成19(2007)年、ロシア鉄道西シベリア鉄道支社インスカヤ機関区より博物館入りしました。
形式名のЭはЭлектричка(エレクトリーチカ)の頭文字ですが、キリル文字の「Р」(ローマ文字のR)は リガ車両製作工場(RVR) の頭文字を意味します。
ロシア各地で見かけるエレクトリーチカで先頭に「RVR」の文字があるものはラトビアのリガ車両製作工場で作られた車両です。
先頭は流線的な形をしています。
日本で似たような車両というと、戦前に製造され、末期は飯田線で走っていた
52系電車
のようなものだろうか・・・
電源:直流
自重:先頭車38.5トン
自重:電源車52.5トン
全長:19600mm
ЭР1の中間車です。
ЭР1形は6-12両編成で運用されていた模様。
撮影日:平成23(2011)/9/29
投稿日:平成25(2013)/10/16