写真はノヴォシビルスクの鉄道技術博物館にて展示されていたロータリーラッセル車ЭСО-11(ESO-11)です。
ソ連の除雪車は回転羽が二段重ねのローラーとなっています。日本の キ600形 のような回転翼とは全く異にする構造です。
自走式ではなく、後部に機関車を連結しての推進運転によって除雪します。
ロシア語で「Роторный электроснегоочиститель」とあることから、回転ローラーの動力源は電気式のようです。
パンタグラフはないので、推進運転する機関車から電力を供給してもらって動くものと考えられます。
昭和35(1960)年キーロフにて製造。
重量:98.4トン
最高搬送速度:時速60キロメートル
除雪容量:7500立方メートル時
除雪範囲(高さ):4.5メートル
除雪範囲(幅)ウィング閉:3.4メートル
除雪範囲(幅)ウィング開:5メートル
ЭСО-11は西シベリア鉄道カラスク機関車庫に所属していました。
平成12(2000)年博物館入り。
撮影日:平成23(2011)/9/29
投稿日:平成26(2014)/3/11