コスモスホテル(Cosmos Hotel)の最寄り駅はКалужско-Рижская(Kaluzsko-Rizhskya)線ВДНХ(VDNKh)駅です。
町名ではなく何かの略称っぽいです。この駅からクレムリンに行きます。
切符売り場では写真のような回数券を買います。料金は距離制ではなく回数制です。
この回数券は紙製のカードになっており、光にかざしてみたところ万引き防止タグのようなコイルがうっすらと見えます。
自動改札からタッチアンドゴーで入場するようになっています。 方式は違えど、このあたりは東京と同じ。
回数制なので、自動改札は入場ゲートにのみ設置。出場ゲートは何もなし。
この自動改札ですが、別の駅で入場ゲートを無理やり通ってキセルした人を見かけました。駅員のおばさんがめちゃくちゃ怒っていたよ。
とても深いエスカレータを下っていくと明らかに核シェルターを兼ねたようなプラットホームが見えます。よく本などで見かける豪華な装飾はこの路線にはありません。
エスカレータを降りたところでエスカレータ備え付け防犯カメラのモニタをチェックする駅員がいます。エスカレータに乗っている間に不審者がいないかどうかチェックするわけですね。急ぐ人は左側を歩いて行きます。いわゆる大阪式です。
地下鉄車両は丸ノ内線旧型車両のような古い車両です。数分間隔で運行しています。
車体色は暗い青に白い線。 車内に中吊り広告はありません。
一部情報ではネオナチの集団に出くわす場合があるとも言われていますが、
車内では中央アジア系と思われる人も多く、とてもそういう連中が現れそうな雰囲気ではありません。
チラチラと外国人である自分達を見ているということもありません。
排他的ではない多民族都市のようにも感じます。
とはいえ、車内で乗客の会話というのはまったくと言っていいほどなく、東京の地下鉄に慣れた人にとっては異質な雰囲気かもしれません。
車内放送はロシア語による自動音声であり、古い車両なのにギャップを感じます。
モスクワの地下鉄は東京に負けず劣らず地下鉄ネットワークが整備されています。
乗換駅は5駅目のТургеневская(Turgenevskaya)駅です。ここからСокольническая(Sokolnicheskaya)線に乗り換えるのですが、モスクワの地下鉄は、ほとんどの場合、乗り換え先の駅名が異なっています。
異なる駅名といっても、東京メトロだったら大手町駅のように同じ駅名にするくらいの距離です。 溜池山王駅から国会議事堂前駅に乗り換えるような長距離ではありません。
駅案内表示はロシア語のみです。
「ВЫХОД」と書かれた方向に行ってしまうと出口に行ってしまいます。
エスカレータを登ったらもう一回改札を入り直さなければなりません。
駅員や鉄道警察は英語が通じるようなので、聞いて回ればなんとかたどりつけるでしょう。
そんなわけで、Сокольническая(Sokolnicheskaya)線のЧистые Пруды(Chistye Prydy)駅に乗り換えます。
クレムリンを見るには2駅目のОхотный ряд(Okhotnyy Ryad)駅で降ります。
出口を抜けショッピングセンターを抜けるとロシアらしい美しい建物が見えてきます。
また、モスクワ川でクルージングを楽しみたければ、クレムリン見学後、同じСокольническая(Sokolnicheskaya)線のВоробьевы Горы(Vorobvovy Gory)駅で降りるのもいいかと思います。
ちなみに、ヲタ度0でモスクワ観光を思いっきり楽しんでいたので、地下鉄関係の写真はあまり撮っていません。
撮影日:平成23(2011)/9/25
投稿日:平成24(2012)/1/8