モスクワ川を遊覧船でクルージングすると、川岸の遊園地内にロシア版スペースシャトル「ブラン」が展示してあるのを見ることが出来ます。
「ブラン」、「Буран」、「Buran」とは猛吹雪という意味。
ソビエト時代1988年に1度だけ試験飛行(しかも無人)されその後は資金難により1回も飛ぶことがなかったロケット、オービターです。
スペースシャトルの最大の利点って何回も飛ばせることなのにこれじゃあ意味ないよ・・・
ブランの型番はOK-TVAというらしい。昔テレビのニュース番組で内部がレストランとして活用されていると報じていたけれど今はどうなっているのか不明。
コクピットの窓配置や後部エンジンをよく見るとアメリカ版スペースシャトルとは似ているけどなんとなく違う気がします。
「ブラン」の文字「Буран」とソ連の国旗が確認できます。機体後部エンジンも確認できます。
ゴーリキー公園という遊園地に入ればもっと間近で見ることが出来るらしいが、この距離だけでも満足できる瞬間です。
この「ブラン」を見た後しばらくしてまた元の船着き場に戻ります。こんなかんじでこの日のモスクワ観光を終えます。
ブランの撮影位置
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撮影日:平成23(2011)/9/25
投稿日:平成24(2012)/11/1