ロシアのノヴォシビルスク駅には何種類かのエレクトリーチカ(Электричка)と呼ばれる近郊電車が停車していました。
このエレクトリーチカ(近郊電車)はЭТ2(ET2)形です。1993年製造開始。ソ連崩壊後に登場した車両です。
「Т」はモスクワの北西にあるトヴェリ州のトルジョーク(Торжок)にある鉄道車両製造工場で作られたことを示しているようです。
写真は8両編成ですが、この形式は4両編成から12両編成の偶数編成で運用されています。
直流3000V仕様。最高速度時速130km。1両の全長は19600mm。
中間車です。パンタグラフが見えます。
パンタグラフの形式はТЛ-13У。
車両は単純にパンタ付きの動力車、パンタ無しの付随車、パンタ無し制御車の3種類が存在し、パンタ付きの制御車はない模様。
先頭車を後ろ側から撮った写真。先ほどの写真では逆光や架線でよくわかりにくかったパンタグラフが赤色であったことがわかります。
この車両ET2形は1999年まで26編成製造されたようです。その後、この車両をベースにグレートアップしたET2M形が開発され、その形式は2010年まで製造されました。
Photo Date:29/Sep/2011
Posted Date:6/Aug/2013