写真はノヴォシビルスクの鉄道技術博物館にて展示されていたディーゼル機関車ТЭП10-082(Diesel locomotive TEP10-082)です。
ディーゼル機関:電気式
車軸Co-Co
設計速度:時速140キロ
自重:129トン
出力:3000馬力
旅客用。
銘板にウクライナ・ソビエト社会主義共和国の略である「УССР」の文字があります。つまりウクライナ製の機関車であることが分かります。
また、「1964」の文字が見えることから、昭和39(1964)年製の機関車であることもわかります。
ТЭП10は昭和36(1961)-昭和43(1968)年にかけて335両製造されました。非常にカラフルな塗色であり、他にも異なるカラーのバリエーションが存在していたようです。
日本でいえばどんな車両か・・・と思っていたらDF40というものが検索に引っかかりまして・・・
写真はDF40の鉄道模型ですが、カラーリング、側面の丸窓とエアフィルター、台車の軸数とかがなぜかそっくりです。
DF40は昭和30(1955)年に川崎車輌・川崎重工が共同で設計・試作をした車両です。日本のDF40が5年以上も早くに登場しているので、日本がソ連のТЭП10に触発されたということはないのですが、
ディーゼルエンジンは西ドイツ・MAN社との技術提携によって作られたいうことなので、もしかしたらそのあたりでつながりがあったのかもしれません。
Фото Дата:9/29/2011
Сообщение Дата:9/26/2013