写真はノヴォシビルスクの鉄道技術博物館にて展示されていたПутерихтовщик Балашенко (ПРБ)と呼ばれる保線車両です。
列車走行に伴う線路の歪みを矯正する機能を持っています。
Балашенкоは鉄道の設計技師 В.Х.Балашенко (ヴィクトル・ハリトノビッチ・バラシェンコ)(1909-1992)の名前からきています。
線路調整時の速度8-10キロ
検査時の速度:時速10-15キロ
線路調整誤差の単位:±1mm
線路調整範囲:±200mm
線路調整時の線路への圧力:20トン
自重:55トン
全長:30500mm
回送時の最高速度:時速80キロ
同一の車両は103両製造されました。
この車両は昭和55(1980)年製造。平成21(2009)年博物館入り。
この座席に座ることでレールの監視をしていたものと考えられます。
マルチプルタイタンパー
の一種のようにも見えますが、こちらはレールの矯正にかける時間が桁違いに速いので異なる部類に属するようです。
JR北海道は酷寒の地だからレール施設が痛みやすいとかいろいろあるようですが、シベリアではこんなに高度な機械設備があるんだよね・・・
こういうのを導入していれば良かったのですが。
関連するyoutube動画がありました。ほぼ同一の形式の保線車両が輸送されているところです。
М62-1327 с путерихтовщиком системы Балашенко
Фото Дата:9/29/2011
Сообщение Дата:12/19/2013