鉄道模型をデジタル制御で運転するDCC規格にはモーターやポイントの操作以外に前照灯やサウンドの操作機能があります。
これがファンクションという機能で、ファンクションキーというF0以降の数字キーを操作する事で前照灯のON・OFF、
警笛などのサウンド関係を楽しむことが出来ます。
一般的にF0に前照灯、F1以降にサウンド関係の機能がデコーダに設定されています。
こういった機能があるデコーダを搭載した車両があれば、サウンド関係が楽しめるのですが・・・
問題はコントローラです。現在の仕様ではF0-F28のファンクション機能があるのですが、
古いDCCコントローラによってはF0-F8やF0-F12までしかないものがあります。
KATO発売のD101(DCS50K)は入門用としては最適なのですが、発売から日数が経っているので、F8までしかファンクションキーが設定されておりません。
この場合の問題点として、例えば造形村のスーパーレールシリーズ HOゲージ0系新幹線 を走らせる場合、
スーパーレールシリーズDCC運転の楽しみ方 を見ると、ファンクションキーがF11まで設定されており、このあたりどうするのかという問題点がでてきます。
具体的には、
F0:ライト
F1:サウンド
F2:タイフォン(長)
F3:タイフォン(短)
F4:ベル(ATC指示音)
F5:ブレーキ解放音
F6:待避線用低速モード
F7:フランジ音
F8:コンプレッサー作動音
F9:ドア開閉音
F10:エアバルブ解放音
F11:発車ベル音
が設定されており、
仮にKATOD101(DCS50K)を使うと、F9-F11までの機能であるドア開閉、エアバルブ解放音、そして発車ベル音が楽しめなくなると言う欠点があります。
KATOさんにはD101(DCS50K)の後継機種をお願いしたいところなのですが、アメリカではすでにその後継であるF28対応の DCS51 がDigitraxから売っているんだよね・・・
というわけで、DCCコントローラーを買う際はファンクションキーがF28まで対応しているのか注意した方がいいです。
DCCのパソコン用ソフトJMRIでは3.4 Production Versionで確認したところF28まで対応していました。
Function Panelの「*」キーを押下することでF1-F15とF16-F28を切り替えることが出来ます。
またJMRIのiPhone用ソフト「WiThrottle
Lite」もバージョン2.4以降ははF28まで対応しています。
Posted Date:29/Sep/2013