車窓を眺めていたらゆっくりと貨物列車が走行しているのが見えてきました。
EH10のような8軸の機関車が無蓋車を大量に連結しています。
シベリヤク号でノボシビルスクに向かう車中、車窓からはいろいろな貨物列車がすれ違っていったのですが、どれも対向車線から高速ですれ違っていったものですから、
なかなかいい感じの写真が撮れませんでした。しかし、この距離とこの速度ならばいい感じでとれるのではないかと撮影。
しかも長編成の貨物列車のようだったので、動画モードでも撮影しました。
先頭機関車は写真を拡大したところВЛ10(VL10)-1232ではないかと思います。 調べたところ1232号機は昭和49(1974)年製造っぽい。
ВЛ10(VL10)自体は昭和36(1961)年-昭和53(1977)年にかけて旧ソ連にて製造されました。ВЛとはウラジミール・レーニン(Влади́мир Ле́нин)の略。
のちにВЛ10(VL10)をベースにした重量級貨物列車にも耐えられるようにしたВЛ11(VL11)が開発されています。
そのВЛ11(VL11)は先頭部分の形状が上記の写真とは異なります。従ってВЛ11(VL11)ではなさそう。
ちなみにВЛ80(VL80)のようにも見えますが、屋上機器が違うのでВЛ10と見ていいでしょう。
動画0:00:34頃を見てみると・・・
なんと貨物列車の後続にもう1編成の貨物列車が連結されており、全体で1編成の貨物列車として走行していました。機関車ごと増結するとは日本では考えにくい運用方法です。
途中で車両に隠れていたものの100両以上貨車が連結されていた模様。
中間の機関車はパンタが上がっていました。さすがにこれは協調運転していないと思うのですが・・・
なお、この動画撮影後、博物館で ВЛ10(VL10)形電気機関車 を見ることが出来ました。
Фото Дата:9/28/2011
Сообщение Дата:5/6/2013